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ネオニコ系農薬・殺虫剤の基礎知識

ネオニコチノイド系農薬・殺虫剤とは

有害性が問題視される有機リン系農薬に替わり、1990年代に日本でも登場し、近年多用されている農薬、殺虫剤です。タバコの有害成分ニコチンに似ているため、ネオニコチノイドという名前が付いています。

◆特徴

その特徴は、大きく3つあります。
●神経毒性  昆虫、人の神経系で重要な働きをもつアセチルコリンの正常な働きを攪乱する
●浸透性   水溶性で作物に吸収されるので、洗っても落とせない
●残効性   条件により残効性が高まり、地中に長期(1年以上)残留する

◆使用用途

・農薬(殺虫剤)として、殺虫目的で果樹・野菜などの栽培に使われます。
・使用量が少なくて済むので、特別栽培農産物に使用されます。
・家庭用の殺虫剤やペットのノミとり、シロアリ駆除、予防として建材などに使われます。
・森林、公園、庭園などの松枯れ予防に使用されます。
・上記、農薬や松枯れ対策のため、空中散布による使用が行われている地域があります。無味無臭で広範囲に拡散します。
 
ネオニコチノイド系農薬・殺虫剤に加え、浸透性農薬として、新しい系統(フィプロニル)も同じよう特徴を持ち、多用されてきています。

◆主なネオニコチノイド系農薬と浸透性農薬
成分 商品名 用途など
アセタミプリド モスピラン、マツグリーン、カダン、イールダーSG 果樹、野菜などのコナガ、ツトガ、アブラムシ、タマゾウムシ、シロアリ駆除、松枯れ防止
イミダクロプリド アドマイヤー、ハチクサン、アースガーデン、メリット 野菜の定植時に植穴処理、アブラムシ、コナジラミ、ミナミキイロアザミウマなどの長期的防除
ニテンピラム ベストガード、ペダンベスト 稲のウンカ、野菜のアブラムシ、動物用医薬品
クロチアニジン ダントツ、フルスウィング、モリエート、
ハスラー、タケロック
カメムシ、ヨコバイ、アブラムシ、ミカンハモグリガなどの防除
ジノテフラン スタークル、アルバリン、ボンフラン カメムシ、ウンカ、コナジラミ、シロアリ駆除
チアメトキサム アクタラ、クルーザFS30 アブラムシ、コナジラミ、
コナガ、ハモグリバエなどの駆除
チアクロプリド ウィンバリアード、エコワンフロアブル アブラムシ、コナジラミ、
コナガ、ハモグリガハナゾウムシ、イネミズゾウムシなどの駆除
フィプロニル
(浸透性農薬)
プリンス、フロントライン、アジェンダ、ブラックキャップ シロアリ駆除、ペットのノミとり、ダニ、ゴキブリ退治

ネオニコチノイド系農薬・殺虫剤の一覧
 
・農薬名の検索(独立行政法人 国立環境研究所)

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